みなさんこんにちは❗️
バックヤードロスのやまちゃんです👍
今日は、バックヤードウルトラの補給についてお話ししたいと思います。
これは自分の実体験や実践に基づく考察なので、必ずしも万人に当てはまるわけではありませんので、ご了承ください!
バックヤードウルトラが何たるかを知りたい方はまずこちら!
バックヤードウルトラ攻略の3要素
まずバックヤードウルトラの補給を語る上で、これだけは押さえたい3要素
- 一時間に一回来るよ!エイド!
- サポートには、わがまま言え!
- バランスが大事!炭水化物だけじゃだめ !
それぞれについて、詳しく解説してみます。
【一時間に一度やってくるよ!エイドタイム】
通常のレースと違って、1時間1ラップごとに自分のエイドに強制ピットインするので、もぐもぐタイムは1時間に一度やってきます。
ちなみに大会運営からの補給品やエイドの提供はありません。水かお湯だけ、提供してもらえます。なので、すべて自分で用意する必要があります。
いくらゆっくり走ってるとは言え、さすがにエネルギー消費するし、お腹も空きます。
ので、何か補給した方が、絶対良いです。
むしろ補給しなければ、二時間無補給になるので、後が持ちません。
「走りながら食べたらいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、内臓に負担をかけないようにするため、なるべくなら走りながらの補給はやめた方が良いと思います。
【サポートには甘えろ!わがまま言っちゃえ!】
サポートの有り無しでも、かなりエイドワークに差が出ると思います。
僕は、最初のlast samurai standingは、信頼できる友人にサポートを任せ、今回のレースはサポート無しのソロで参戦しました!
有り無しの両方を経験してるので、胸を張って言えます。
👉サポート無いとキツイっす💦
何がキツイかって、レストに充てられる時間は10分弱しかないのに、補給、トイレ、ギアやウェアの交換などなどを、すべて自分でこなさないといけません。
アレもコレもってなると、かなり焦っちゃいます。
サポートが居れば、着替えの準備や補給の段取りなどを任せられます。自分で準備しない分、レストに充てられるので、レースが長引けば長引くほど、サポートの役割は重要になります。
前回、ラストサムライになった館野久之さんは、前回・今回ともにサポート無しでしたが、館野さんほどに洗練されて、システマチックなエイドワークをこなさないと、セルフでの長期戦はキツイと思います。
自分も今回、館野式を採用してセルフエイドで臨んだのですが、やはり思うようには行かないことばかりでした。
↑館野式エイドのジェルBOX❗️
普段からジェルを種類別に分けて、このように保管してるらしいです!システマチック❗️
もしサポート無しでの出走をお考えの方は、本番を想定したエイドワークを、何度か練習した方が良いかもしれません。
【バランスが大事!炭水化物だけじゃだめ!】
このレースの最大の特徴は、
「いつ終わるか分からない」
ので、補給もバランス良く摂る必要があります。ショートやミドルのレースなら、エネルギーとなる糖質やアミノ酸などを中心に摂れば良いと思いますが、このレースはいかんせん長いし、いつ終わるか分からない!
体を動かしつつ、体を回復させるための栄養素も必要になります。
なので、例えばプロテインなど、タンパク質を補給できるものを用意した方が良いですし、フルーツなどでビタミンを補給した方が、なお良いです。
パンや米、カップ麺など、炭水化物だけだと、消化が追いつかなかったり、吸収が悪くなって気持ち悪くなったりします。
ジェル中心の補給も、当然やめた方が良いです。
今回優勝した上野暁生さんを始め、超人たちは、サポートの方々と連携し、毎ラップごとに何を補給したか記録して、次は何を用意すれば良いかを考え、かつ選手が選べるような選択肢を提供しつつ、効率的かつバランス良く補給していました!
👉それが強さの秘密だと実感しました。
【僕の用意した補給】
- ロールパン
- バームクーヘン
- 黒糖まんじゅう
- お菓子(煎餅、カプリコ、カントリーマァム)
- 巻寿司(一口サイズ)
- カップラーメン
- アミノバイタルゼリー(ガッツギア)
- 巨峰
- 味噌汁
- コーラ
- 水
- 塩熱サプリ
ざっとこんなもんです。
結論から言うと
巻寿司、黒糖まんじゅう、アミノバイタルゼリーは全部食べました!
他は余りました。
100mileを過ぎてから、眠気もピークを迎えつつ、お腹の調子も悪くなり、走ってて気持ち悪くなりました。
原因は、その時間帯はカップラーメンとアミノバイタルゼリーしか食べていなかったこと、ほかにやるべきことを優先したこと、スタートギリギリまで食べていたことなどが挙げられます。
なんせセルフエイドなので、自分でどれを食べるか選択しないといけないのですが、
👉結局、同じものばかり食べていました💦
お腹気持ち悪くて、固形物が喉に通りにくくなったので、味噌汁と巨峰で凌ぎましたが、
味噌汁は本当にいい❗️最高❗️
体にめちゃくちゃ優しい❗️一気に体が温まって、力が湧いてきました👍あと、気持ち悪くても果物なら喉を通りました❗️
ちょっと高い巨峰だったので、なおさら喉越し最高でした🍇
【気になるウルトラ超人飯】
今回優勝した上野さんは、フルーツやプロテイン、固形物などをかなりバランス良く補給してました❗️あと、あんこ食べてました‼️
上野さん自身、「固形物がイチバン」と言っていましたので、強さの秘訣はやはり
「咀嚼して食べる」
ってことなのかなと思いました。
咀嚼、つまりよく噛む
咀嚼しないと、脳みそが刺激されず、胃液が分泌されにくいので、消化に悪いんです。ジェルばっかり摂ってちゃダメってのも、そういう理由なんです。
優勝した上野さんは、まだまだ走れそうです💦
ヤバイです。
アシストという二番手に立った野口奨太さんは、終始?(少なくとも僕が応援している間ずっと)
「サバ酢飯」
を、もぐもぐもぐもぐ食べていました!
酢飯と鯖缶を合わせた無添加のもので、ひと口つまみ食いさせてもらいましたが、めちゃくちゃ美味かったです!
このサバ酢飯の特徴は、しつこくなく、冷めても美味かったです❗️
このサバ酢飯は、滋賀県境のトレイルを繋げた「シガイチ」のFKTに丹羽薫さんが挑戦した際、サポートクルーやペーサーの間でも大人気だったとか。
↑この発想がすごい💦
あとは、温かいスープや飲み物を摂っている人がほとんどでした!
夜は身体も冷えるし、内臓もやられてくるので、温かいものを摂って、少しでもお腹に優しいものを食べるのは、長期戦には必須です。
長々と書きましたが、自分の経験や、出走者との雑談の中で導き出した中で印象的だったのは、
👉やっぱ和食&和菓子だよね
でした。
結局、僕もなんやかんやで「和」がイチバンお腹に馴染んだし、エネルギーにもなりました。
人それぞれだとは思いますが、結局人間は
カロリーで動いている
ので、ウルトラランニングと補給は、切っても切り離せない要素だと思います。
掘れば掘るほど深みにハマるバックヤードは、ウルトラランニングの真髄。
参考になったかどうかは分かりませんが、補給とエイドワークのお話でした。
お腹空いたので、今日もメスティンでご飯炊きます。
see you next backyard❗️