山の麓で!〜At the foot of the mountain!〜

山岳エンターテイナーのつぶやき

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月間1400km走った話〜継続に大事な3つの管理〜

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みなさんこんにちは!

欠けた歯を放置し、最近になって歯痛に悩むやまちゃんですw

 

いまさら感ありますが、、、

今日は、僕が、

月間累計1400km

を走ったときのお話をしようと思います。

 

興味のある方だけお読み頂ければ、

マンモスうれぴーです🐘

 

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 その名は「GVRAT1000K」

あれは2020年5月のこと。

コロナ禍で、目標にしていたレースが軒並み中止や延期になり、モチベーションが地の果てに落ち、地面をすり抜けてブラジルに到達しそうな頃。

知人がエントリーしたことをきっかけに、あるレースの存在を知ります。

 

それが、

Great Virtual Race Across Tennessee 1000k

 略して「GVRAT 」

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このレースは、あのお馴染みの、

「バックヤードウルトラ」

や、世界一過酷なトレイルレースと言われる

「バークレーマラソン」

などを手掛けるアメリカ人レースディレクターが仕掛けた、オンラインによるバーチャルレースです。

 

【GVRAT1000Kとは】

毎日、走った距離を記録&WEB申告して、距離を積み重ね、アメリカ・テネシー州1000kmを横断しようというもの。早く終わった人は、往復2000kmの部にチャレンジできる。必ずしも"走る"必要はなく、歩いても良いので、とにかく距離を稼いで、1000km or 2000kmを目指そう!みたいな感じ。

 エントリー数は、全世界で1万9323人

日本人は50人ほどエントリーしてたでしょうか。

(数えたわけではありませんが。。。)

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僕はこのレースで、

 世界14位(日本人1位)

 になりました。

 

21日間で累計1000km

42日間で累計2000km

(ログの申告をミスって、公式記録は44日間でクリアとなっています)

あまりにもマイナーすぎて、誰にも理解されない「世界ランカー」となりました(笑)

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そして、コロナ禍で外出自粛も叫ばれる世でありましたので、遠くへは行かず、家のそばの河川敷の、約1kmちょっとのループを延々ぐるぐる走り続けるという

👉河川敷100kmウルトラ

を走ったことが富山で広まり、富山ランナー界を、ほんの少しだけざわつかせました。

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これが世界を唸らせた

IDAGAWA TAN LINE👅

チャレンジ当時も、どうやったらそんなに走れるのかという質問をよくされたので、説明してみます

 

 

【月間走行距離1400㎞って、どれだけスゴイの?】

オリンピック選手や、実業団のトップランナーなどの職業ランナーでさえ、

月間1000㎞前後

も走れば、今月はよく走ったなって感じです。
むしろ1400㎞も走れば、故障の原因になりかねないし、大して速くならないから、まずやらないです。

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なぜ僕は1400km走ったのか

 

それは、エントリー料を払ってレースをしていたからです。

たしかエントリーだけで、60ドルだったかな?

2000kmやるときは、追加で30ドル払います。

これ、払い忘れてたので、危うく1000kmで終了になるところを、心優しいアメリカ人たちが、たくさん手を貸してくれました。

 

つまり競う相手がいて、毎日走った結果がランキングに反映されるので、これはまさに

ステージレースだと思ってやってました。

 最初の一週間ぐらいは、適当に走ってましたが、ちょっと長い距離走ると、だんだんランキングが上がるのを見て、ふと思いました。

 

 

「これは、これからの時代の、新しいレースの形なのかもしれない。」

 

そして、このレースは、リカバリーの早い自分の得意分野かもしれないとも思ったので、真面目に走ることにしました。

 

 

途方もない記録達成に欠かせない

3つの管理

 についてご説明します。

僕が毎日、力の限り野性的に、狂ったように走ってると思っていた方も少なくないと思いますが、それは違います。

僕がこのレースに臨む上で、重要視していたこと

→スケジュール管理
→健康管理
→モチベーション管理

この3管理を軸に、かなりシステマチックに
進行しています。

 

① スケジュール管理

1000㎞を達成したときも、
月間1400㎞突破したときも、
そして2000㎞頑張るときも、
毎日どれだけ走れば、無理なく最短でクリアできるか日々のノルマを設定し、スケジュールを組んで、手帳に書き起こしました。

さらに自分は勤め人ですので、走る距離を細分化して、朝昼晩にどれだけ走るかも、その日のシフトによって設定していました。

それを、コツコツとこなしただけにすぎません。いわゆるルーティンってやつです。

 

② 健康管理

毎日、50km近く走り、多い時には1日100km走ったりしたので、もっとも力を入れたのは、

リカバリー‼️ 

→食事・栄養管理

リカバリーのため、ご飯はもりもり食べました。所詮人間は肉と水の塊なので、たんぱく質メインで水もガブガブ足りない分はプロテインとサプリで補い、とにかくエネルギー補給と筋疲労の回復を軸に、めちゃくちゃ食べました。

あと、これは持論ですが、鳥モモ肉をたくさん食べてました。ほぼ毎日。

なぜかと言われれば、足の筋肉を回復させるために、ムネの肉なんて食べても意味ないだろ❗️って思っていたからです!

 

→アイシング

あと、毎日欠かさずアイシングをしていました。お風呂に常に水を張った状態にして、時には氷をぶち込んでキンキンに冷やしたりしていました。

まずは筋肉の炎症を抑えて、乳酸が溜まることを防ぐ❗️これをやるやらないでは、疲労の蓄積値がだいぶ変わります。

アイシングはかなり効きました。

 

→マッサージ

筋肉の疲労を和らげる、そして疲れが溜まらないようにするには、マッサージも大切です。

僕は、ストレッチポールや、筋膜リリースのほぐしローラなどを使っていました。

筋膜リリースは、やるのとやらないのとでは、かなり疲労の溜まり方が違いますが、やってるときはマジでこんな顔になります。

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③ モチベーション管理

ある意味一番重要な要素かもしれません。

特にウルトラのレースや、ステージレース、日々のトレーニングなんかでも、モチベーションが全てです。

モチベーションを保つために、アメとムチをバランスよく配合していました。
甘党なので、走ったあとは必ずデザートを食べました。
そういう「小さなアメ」を散りばめて、なんとかモチベーションを保っていました。

どうしても走り出せそうにない朝もありましたが、とにかく着替えて外に出る❗️

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これさえ出来れば、もう勝ち組です。

着替えることも億劫になってきたら?

着替えた状態で寝たらいいんです❗️w

→どうしても走りたくないときは?

走らなくていいんです。

どうしても走りたくないところまで追い込めれば充分ですし、それで走ることをやめても、どこからか罪悪感が湧いてきて、結局また走りだすんですから。

ランナーの性分です。

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今、その頃の自分を評価するとすれば、仕事しながらそれをこなしていたということ。

これは、自信を持って言えますが、勤め人部門があれば、僕は世界で10本の指には入っていたでしょう!

 

毎朝20kmほど走り、仕事の休憩中に10km弱走り、仕事終わりに20km走る。帰宅するや、水風呂に浸かりながら晩ごはんとプロテインを喉に流し込み、歯磨きしながらストレッチポールとローラーでゴロゴロゴリゴリした後、すぐに布団に入り目を閉じる。

 

こんな生活を6週間続けました。

これはすべて「レースのため」にやっただけで、普段はやらないです。

本当に、普段は全然走らないし、ゴロゴロダラダラが大好きです。

つまり何が言いたいかと言うと

僕は、そんなにヤバイやつではない。

 

 

【余談。。。】

このレースがきっかけで、僕が住む富山のランナーさんの間で、

👉「世界のやまちゃん」

と呼ばれるようになりました。

 

富山では、世界のやまちゃんと言えば、

手羽先か僕!

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アホみたいなことでも、一生懸命やってれば、誰かが応援してくれるんやなと、しみじみ思うと共に、応援が与えてくれる力を感じています。f:id:yamanoid:20201119191803j:image

これからも、底抜けに明るく、おもしろいと思うことにチャレンジして行きたいと思います☺️

日頃の感謝を込め、

みなさんありがとうございます❗️

 

see you next mountain❗️

 

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