僕は35歳になった昨年の冬
初めてスキー板を履きました。
比較的温暖な土地で育ち、これまでウィンタースポーツに全く興味のなかった僕が、35歳でスキーを始めたお話です。

スキーを始めた理由
厳冬期登山で感じた限界
ここ数年、本格的な厳冬期登山をやり始め、ラッセルを覚えた僕は、体力に任せて道なき道を歩いていましたが、魅力のある冬の絶景を求めて進めば進むほど、深く分厚い雪の壁に阻まれ、撤退を余儀なくされることも増えてきました。
これは、アラインゲンガー(単独行者)の宿命でもありますが(アラインゲンガー言いたいだけ)、単なる冬山装備の浮力では太刀打ちできない山があるってことが、やればやるほど身に染みて来たのです。

BCスキーヤーたちとの出会い
本格的に冬山を始めるまで、身近に居なかった存在、それが
BCスキーヤーです。
これまでは、関西に長く住んでいたこともあり、スキーヤーと触れ合う機会も、あまりありませんでした。
今の会社の同僚や、移住して知り合った友達や知人は、ほとんどと言っていいほど、
滑れます!!!
特に富山は、スキー学習など、子供の頃からスキーに触れるということが、マストなイベントでもあるので、みなさん何かしら滑れます。
うらやましか:(;゙゚'ω゚'):
そして昨年、会社の同僚と乗鞍岳に雪洞泊しに行った際、その同僚が下山時、スキーで楽しそうに颯爽と降りていく背中を、スノーシューで追いかけたとき、僕は心の底から
これはアカン!
と思ったことは、まだ記憶に新しいです。

可能性を広げる「乗り物」
スノーシューとスキーの機動力の違いを見せつけられ、これはアカン!と思う反面、
スキーやべー!くそ早ぇー!
と思ったのも事実です。
何時間もかけて登り上げてきた山を、一瞬で降りられる。
つまり、下山の行程が驚くほど短縮できる。
それだけではないんです。
スキー板に、シールといういわゆる滑り止めのようなものを貼れば、スキーを履いたまま斜面を登ることができるのです。
考えた人は天才なの?
これ、裏に滑らんようなやつ貼ったら、履いたまま登れるんちゃう?
って発想がもう秀逸。
これまで気の遠くなるような行程を、夜明け前から日が落ちるまで、せっせと歩き続けた努力や根性はなんてものは、スキーの機動力で容易く解決できることを知ったのです。

スキーを始めたい大人に告ぐ
恥ずかしがらずに教わろう
とは言うものの、板も履いたことない、いやブーツにすら足を通したことない。
び、びんでぃんぐ?か、かいほーち?
なにそれ?おいちーの?( ˙-˙ )
状態の僕は、ゼロから教わらないといけないのですが、変なプライドや意地は捨てて、職場の同僚や知人に、手取り足取り、ブーツの履き方から教わることにしました。

普段、アホみたい走ったり、アホみたいな行程で山に登って、体幹モンスターとか、体力おばけなんて言われて調子乗ってた僕が、囚われたエイリアンのように、ヨチヨチと両手を抱えられブーツを履き、板に乗る姿にパートのお姉様方たちの腹筋は、まさに崩壊寸前でした。
でも、そうやってみんなが温かく手を差し伸べてくれて、僕はゲレンデに立つことができました。

上手くなりたきゃ道具を買おう
レンタルや他人のものを使ってたら、いつまで経ってもうまくならない。自分の道具を買おう。まずはそこから。
最初に言われたことです。
その通りだと思いました。
でも、最初っから、ワケわかんないまま、たっかいたっかい道具買わなくてもいいと思います。
板とビンディングとブーツのお買い得セットみたいな、セール品でも良いので、セットの物を買えば良いと思います。僕もそうしました。
基本をマスターして、板やブーツの良し悪しが分かるようになれば、そのときにアップグレードしたら良いかなと思っています。

つべこべ言わずゲレンデに行け
自分に滑れるのかなぁ、怖いなぁ不安だなぁ。どうやってリフトとか乗るんだろ。ちゃんと履けるかなぁ。
って、めちゃくちゃ不安になって、尻込みしちゃいそうですけど、何も考えず、ゲレンデに連れてってもらいましょう。
うだうだ悩んでる時間はもったいない。
時間は待ってくれないんです。
なので、思い立ったらすぐ実行しましょう。
これは僕がスキー以外でも実践していることです。
悩んでる時間は、本当にモッタイナイ!


バックカントリースキーは危険?
自然を相手にするアクティビティは、大なり小なり危険が伴います。BCスキーも然りですが、普通の登山だって、トレランだって、変わりありません。
僕は、冬山における安全性を高めるため、スキーを始めました。
どういうこと?>>>
コロコロ変わる気象条件の中に、長時間身を晒すことは、リスクを増やします。
有効な移動手段で、サッサと登ってサッサと降りれる方が、より安全だと思うのです。
BCスキーをやるために冬山に登るわけではなく、あくまで冬山の移動手段として有効なので、技術を習得しようと思っています。
そして、やるからには「自分、冬は板、履いてます」って堂々と人様に誇れるぐらい、しっかりとした技術を身に付けたいです。
こんな感じで始めたスキーですが、素人なりの感想として、
めちゃくちゃ楽しいです。
シンプルなのに、難しい。
単純なのに、奥が深い。
ハマる要素満載ですよね?
この歳から、何かを極めるって大変かもしれないけど、やって出来ないことはない!
バッジ取りに行きます!
see you next mountain!