こんにちは!やまちゃんです👍
真夏には、観光客で密密しいあの日本一の落差を誇る富山の誇るパワースポット
称名滝
が、厳冬期にはどうなっているのかというお話。
目指せ厳冬期!称名滝!
なぜこの時期に称名滝?
グリーンシーズンは、富山県民、いや日本国民、いやいや
全人類憩いのパワースポット・称名滝
ですが、冬にどうなってるのか、知っている人はほとんど居ません。
ヤマレコとか、過去のブログ記事とか見ると、どうやら凍ってるっぽいとか、雪崩の巣窟とか、いろいろ書かれてありましたが、写真を見てもあまりイメージ出来ず、やはりここは行って見るしかないでしょ‼️と思い立ったのです。
なぜ誰も行かないのか?
長い長いアプローチ
立山駅〜称名滝へ繋がる称名道路は、立山駅からすぐの冬季ゲートで閉鎖されています。
なので、立山駅から称名滝へ約8kmは、ロードをトボトボと徒歩でアプローチすることになります。
ちなみに地元の方によれば、2月過ぎれば除雪が始まるらしいのですが、今回は1月後半。
除雪はまったくされておらず、歩き出して10秒でワカンを装着することになりました。
実際にかかったコースタイム
徒歩で8km、雪が無ければ普通の速度で2時間ほど、雪が深ければ深いほど、時間は倍になっていきます。
今回の実際のタイムはこのとおり
写真や動画を撮影しながらノロノロ行ったので、まじめに歩けば往復6時間ぐらいには短縮できるかもと思いましたが、それも雪の状態によりますね。
少し雪解けしたのと、朝方の雪が締まっている時間に出たので、足首ぐらいまでは埋まるものの、比較的歩きやすかったです。
道路ってどうなってるの?
埋まってます。
標識は大体が頭だけ出ている感じで、低い標識は全部埋まってます。
道路上の案内表示が、触れそうなほど近いです。その上を歩いて行くんだから、そりゃ埋まりますよ。
ルートの状況
冬季ゲートからマジックベント
今回は、誰も居ないと思いきや、人津谷のマジックベント(旧クムジュン)というカレー屋さん?まではスキーとスノーシューのトレースがありました。少し消えかけてたので、当日ではないと思いますが、「物好きな人もいるもんだなぁ」と思いました。
おまえが言うな?って声が聞こえましたが、、、
トレースの上はある程度雪が締まってたので、ラッキーと思いながら、進んでましたが、
そのトレースは人津谷に消えて行きました。
人津谷には、文科省の登山研修所を経て、前大日岳から早乙女岳に乗り上げる春スキーヤーの冬季ルートがあるので、それかなとも思いましたが、人津谷の左岸側の尾根を登って行ってたので、この人たちはどこへ行ったのだろうと、気になっている次第です。
桂台ゲートまで
桂台のゲートまでは、淡いラッセルと戦いながら、ノートレースの緩やかな登りを黙々と歩きます。何もないです。
桂台のゲートは、いい感じに埋まってます。
看板が近い。
楽しいかと言われれば、楽しくはないです。長いですね。
ますます邪悪な悪城の壁
桂台を過ぎれば、少し斜度がありハイクアップして行きます。対岸の弥陀ヶ原側に悪城の壁が望めるので、景色を楽しむことができるようになりますし、展望台が埋まってたりして、夏場とは違った顔を見せてくれるので、非日常感が増し増しですマシマシ。
悪城側の斜面は、凍っていますが、ほぼ壁なので、ときどきゴーゴーと轟音とともに雪崩が起きてます。
レストハウス称名
当たり前だのクラッカー(古い?)ですが、埋まってます。全部ではないですが、半分は埋まってます。称名滝駐車場は、どこが駐車場か分からないぐらい埋まってます。
夏場よりも見通しが良いです。
ここからでも称名滝の様子が観察できそうなぐらい、ひらけてます。
周辺の案内をしてくれてる看板も、埋まってます!
レストハウス称名から先の世界
ほぼ雪崩れています。
雪崩でほとんどの道は埋まって、斜めの斜面を歩いて行く感じです。
デブリになって、カチカチのところはカチカチだけど、油断したらズボズボとハマります。
冬の称名滝アプローチで、一番危険な箇所です。
なので、レストハウス称名で、一度小休止でもしながら、進むか退くかの判断をすれば良いかなと思います👍
もちろん、八郎坂や大日岳登山口は、積雪&雪崩により消滅しております。
この時期のこのルートは、言わば
「雪崩次第」
ってことになります。
踊る称名、眠るハンノキ
さて、問題の称名滝はというと。。。
あれっ?ジャンジャン流れてるじゃん!
前情報によれば、凍っているらしかったのですが、、、
ジャンッッジャン流れてます。
でも、その勢いが逆に称名滝のパワーを感じさせます!さすが日本一の落差を誇る滝!
圧巻です!
ちなみに、滝壺は雪崩で埋まっているので、近くまで行けそうでしたが、アラインゲンガー(単独者)←ほんとこれ言いたいだけの僕は、万が一のことを考え、遠目で眺めるに留めました!
お隣のハンノキ滝は、カッチカチに凍ってます。
ザ・ブングルもビックリなほど、カッチカチやぞ!
この違いから見ても、称名滝がいかに勢いが強いかってのが分かりますねふむふむ(*゚∀゚*)
冬季にこのハンノキ滝をアイスクライミングするという猛者がいると聞きました!
凄すぎです:(;゙゚'ω゚'):
この通り、真冬の称名滝は、もう一度言います。
ジャンッジャン流れてました❗️
(凍ることもあるらしい)
現場からは以上です。
さっ、帰ろ帰ろ〜。。。
see you next folls!
2021.2
追記
おそらく当ブログをご覧いただいたであろう方から、
冬の称名滝へのアプローチは、雪崩の危険が極めて高く、安易に近寄るべきではない。
とのご指摘を拝見いたしました。
おっしゃる通りです。
このブログが、冬の称名滝へのアプローチを気軽に出来るものだと誤信させ、俺でも私でも行けるかもと思っておられる方がいらっしゃるといけないので、重ねて申し上げます。
雪崩の巣窟ですよ!
んで、めちゃくちゃ時間かかりますよ!
やめた方が良いですよ。
当ブログが、みなさまのお暇な時間を彩る読み物として楽しんで頂ければと思い、面白おかしく書いていますか、実際には相当な危険が伴う場面もあるというバックストーリーも含めて、山行などのご参考にして頂ければ幸いです。
以上です。